ETERNAL TREE~永遠の樹~

人との繋がりが長く、太くの願いを込めて。。。 ETERNAL TREE~永遠の樹~が育ちます様に。。。

アロハ!思い立ってのハワイ旅…楽園ハワイにある悲しい歴史を知る

ハワイ旅も4日目となりました。
早いもので一日フルで楽しめるのは4日目まで、フルに使える一日で、今回は南国の楽園ハワイに起こった厳しい歴史を学びに行く日としました。
先ずはバスに乗ってそのスポットへ向かいます。

今までのハワイ一人旅シリーズはこちら↓

sugisi.livedoor.blog

3日目のツアー後半はこちら↓

sugisi.hatenablog.jp

ザ・バス」を使って気になっていた歴史スポットへ

ザ・バス」で目的地までは1時間半もかかる為、十分な時間を持って移動しないといけません。
とは言え、ホテル近くのバス停からは1本で行けるのは助かります。
因みにそのスポットへ向かうバスは「20」系統と「42系統」となります。

www.thebus.org

バス停は写真を見てもらったら分かりますでしょうか?バス停の名前などは無く系統番号だけが表示されていて日本人には少々厳しいかもしれませんが、バス内では一応表示とアナウンスはあるので系統さえ間違えなければそれほど難しくはないですよ。

バス停の前には「カイウラニ王女」の像がありちょっとした憩いのスポット。
カイウラニ王女はハワイ王国からアメリカ合衆国に併合された時に、ハワイの先住民にもアメリカ本土と同様の権利を求め認めさせたという立役者。23歳の若さでこの世を去ってしまいましたが、彼女の功績はこうして後代まで受け継がれていることは、ハワイ民にとっては誇らしいことだと思います。

さて、そうこうしているとバスがやってきました。
来たバスはおっと、「20系統」ええ、あの空港に向かう唯一の路線バス系統です。
「42系統」は空港を経由しない分ちょっと早く着くのですが、まあ、次のバスが何時になるか分からないので、このバスに乗ろうと思います。

「20系統」のバス路線はこんな感じ↓

地図を先読みした方、答え分かってしまいましたね(笑)
そう、今回向かったスポットと言うのは「アリゾナメモリアルパーク」、いわゆる太平洋戦争で旧日本軍が先制攻撃を行った「パールハーバー」エリアです。

着いた場所は「パールハーバー

バスは空港を経由するとあって、ワイキキエリアを出るだけで30分オーバー。
バス停ごとに結構な旅行客が乗ってくるので全然進みません。
アラモアナショッピングセンター辺りですでに小一時間かかっているし(;´Д`)

アリゾナメモリアル」のあるビジターセンターへ

そんな満員バスも空港を過ぎると一気にガラガラになり、1時間半を裕に超えてやっと目的地「アリゾナメモリアル」に到着です。

www.nps.gov

アリゾナメモリアルはビジターセンターを初め、無料で「Road to War」や「Attack」の博物館が併設されており、ここだけでも訪れる価値があるのですが、今回は「アリゾナメモリアル」と別の場所にある「戦艦ミズーリ記念館」の二大スポットを一日かけて巡ることにします。

他にも

「ボーフィン潜水艦博物館」
真珠湾航空博物館」

があるのですが、これら全てを巡るには軽く万円超える上に+2~3時間かかるので見事に一日フル活動しないと巡り切れないのです(;´Д`)
(勿論駆け足であれば、もっと早く巡れるだろうけど、やはりここはじっくり見ておきたい!)

ビジターセンターに入るには厳しいチェックが!!

それでは早速パールハーバーのビジターセンターの中にある「アリゾナメモリアル」へ向かいます。

ちょっと待ったー!!
おっと、ここでライバル出現!!

 

と古いネタをブッコミましたが、そう!ここは普通には入れません!


えっ?

 

と言うのもここはすでに「アメリカ軍施設」の敷地内。
セキュリティの関係上荷物は全て持ち込み不可!(スマホとかカメラ位しか持ち込めない程です)
要はほぼほぼ手ぶらの状態でないと入れないのです!!

必然的にエントランスの右側にある荷物預け所で荷物を預ける必要があるのですが、無料で入れるはずのビジターセンターにも関わらず荷物を預けるだけで7ドル以上も取られるし…

まあ、こればかりは軍施設に入る以上仕方が無いか。。。
それではいざアリゾナメモリアルに入場!

アリゾナメモリアルに行くには事前の時間予約が必須!

今回向かうアリゾナメモリアルに行くには事前の予約が実は必要で、無料と謳いつつ実際は予約サイトで予約を入れて手数料を支払うシステムとなっています。
とは言ってもクレジットの手続き手数料なので、施設自体は「無料」です。で、この予約サイトなんですが、結構な人気で今回のハワイ滞在中に取れたのもかなり実はラッキーな状況で、何とこの日の予約が「Full」状態な中、運よくこの時間に「1」だけ残っていたんです!

唯一個人で行くなら以下のサイトで「アリゾナメモリアル」の予約を取る必要があります↓

www.recreation.gov

出発の2週間前でこの状態ですから、当日いきなり来てアリゾナメモリアルに行こうとするとキャンセル待ちを期待して延延早朝から待つか、別途アクティビティツアーに申し込むしか方法はなさそうです。ツアーで行くと半日ツアーにも関わらず2万近く取られましたし、俺が見ていたサイトでは一人だと倍額取られてたので、頑張って上記サイトでゲットするのをお勧めします。

これが頑張って?ゲットしたプラチナチケットのコピー↓(加工済)
ダイヤモンドヘッドに続きQRコードシステムで入場する形なんですね。

そんなプラチナチケットを無事にゲット出来た訳ですが、時間は厳守しなければならず、「時間の10分前には必ず施設の前に来てね」と言われたのですが、予定時間は「10:45」、着いたのが10時過ぎだったので、時間的に余裕あるなあ、と思ったんですが、荷物とか預けていたらすでに20分前なので早めに並んでおこう。

アリゾナメモリアルに向かう前には軍人によるレクチャーも必須!

そして時間前に施設の入り口に入ると、事前の情報ではアリゾナメモリアルに行く前に20分程の映画を見ることになっていたんですが、今回は何故か上映は無く、軍人さんから太平洋戦争についてのレクチャーがあったんですが、あまりのネイティブ振りに意味が理解できなかったのが残念(;´Д`)英検2級レベルでは太刀打ちできない(涙)

話が終わるといよいよアリゾナメモリアルのある場所へ海軍のボートに乗って移動。
アリゾナメモリアルがある場所には、真珠湾攻撃で旧日本軍に撃沈された軍艦「アリゾナ」が沈没しており、現在も湾の底に沈没状態で静態保存されているのです。
メモリアルが人数制限されている理由はこのため。

いよいよ海に浮かぶ「アリゾナメモリアル」へ

乗船時間はおおよそ7、8分程でアリゾナメモリアルに到着です。
あのメモリアルの下に沈没した軍艦アリゾナがあるんですね。
ボートから降りると15分程このスペースで沈没軍艦アリゾナを見学できます。

↑沈艦アリゾナの沈没位置の中央部近くに白い部分がありますが、これがアリゾナメモリアルの位置するところ。
海の上に出ているのはごく一部残っている主砲跡。
80年以上経ってもこうして戦時の爪痕が見られるのは貴重な遺産です、広島の原爆ドームと共に戦争の悲惨さを永劫伝えていくべく大切に保存してもらいたいですね。

戦後80年を過ぎても戦争は終わっていませんでした。。。

しかしアリゾナメモリアルでは戦後80年以上経っても未だに戦争が終わっていない様です。
同じところで撮った写真ですが分かりますでしょうか。。。↓

軍艦アリゾナの燃料庫から少しずつ湧き出てくる油が。。。

この下にはいまだに1000体以上もの遺体と共に大量の燃料が残っており、毎日少しずつこうして海面に現れていくのだとか。。。
何とも心の痛い現象です。この湧き出る油は「黒い涙」「アリゾナの涙」等と呼ばれ、浮かばれぬ戦死者の苦しみを表しているようです。
何もない海にふと現れるオイルは数秒もするとまた海に浄化されてしまい消えていくのですが、80年以上この状態が延々続いているのが辛いですね。

こうしているうちに見学時間はあっという間に終わってしまいました。
次のボートに乗り込みアリゾナメモリアルを後にします。。。

どうか安らかにお休みください。
そして世の中が平和になりますように。。。

ビジターセンター内にある戦争博物館施設も見て回ります

これでアリゾナメモリアルの見学ツアーは終了。
この後は「Road to War」や「Attack」の施設をまだ見れてなかったので見学をさせてもらいます。
施設では日本敵視的な表現よりも戦争の悲惨さに重点を置いてくれており、アウェー感もあまり感じることなく静かに見学することが出来ました。
しかし、日本人本当に少ない。。。ワイキキやアラモアナはあんなに日本人たくさんいるのに。。。

ビジターセンター内にある無料施設はここまで。
潜水艦「ボーフィン」、日本の疎開船「対馬丸」を撃沈した潜水艦が生体保存されている博物館は有料となっておりますが、今回はどうしても行っておきたい有料施設があるのでそちらを優先させてもらいます。

時間は早いもので12時を過ぎてます。
ここからはバスで移動して次のパールハーバーの施設に向かいます。

続く

 

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