光化門広場からこの広場の名の由来になった「光化門」へ向かいます。
前回の汝矣島・光化門エリア編はこちら↓
景福宮は5大王宮の中でも最大級
光化門に着くと、多くの観光客がチマチョゴリ等の韓服を着た方が沢山。どうも韓服を着て景徳宮に来ると無料らしいです。
と、先にネタバレとなりましたが、光化門がある所こそ「景福宮」
1395年に作られた李氏朝鮮時代から続く王宮で、ソウル5大宮の中で最大の規模の王宮。以後日本帝国占領時には総督府がこの地に置かれ、景福宮も大部分は取り壊しとなって往時の姿を見ることは出来なかったものの、1990年代以降に修復、復元が繰り返され、2030年頃まで引き続き復元事業は続くものの現在は大部分の復元が終わり、広大な敷地では往時の栄華を感じることが出来る王宮です。
光化門の前では守衛儀式が終わり、多くの人が守衛と記念撮影中。前日の徳寿宮に続き儀式の光景を拝め、自分の運こんなに良くて良い?と思ってしまいます。
景福宮の本殿は3つの大門を進んだ先
それでは入場チケットを購入し、いよいよ景福宮へ。
景福宮は正門にあたる光化門、続いて入り口に当たる興礼門、正殿に当たる勤政殿を守る門としての勤政門と3つの大門が一直線に並んでおり、左右対称に建物が配置されていて、いかにこの景福宮が偉大な王宮だったのかが分かります。
勤政殿は景福宮の正殿として多くの政治的儀式が執り行われ、巨大な正殿の天井の下にある王の台座も時代が経っても、今も権威の象徴の姿を見せつけてくれていますね。
広大な敷地を持つ景福宮を隅々まで巡ってみる
ここ勤政殿エリアまでは景徳宮のメインエリアで多くの観光客がおられますが、前述の通り5大王宮の中でも最大の規模を誇る景福宮は、メインエリアを囲むように広大な敷地に色々見所も点在していて、全体を見て回るなら2時間は軽くかかる位の巨大王宮。
自分も2時間弱かけて景福宮を色々探索して回ろう。
池の中にドーンと浮かぶのは王宮の祭事等で使われていたという「慶会楼 」、池を眺めながらの宴会とか贅の極みだったことでしょうね。
また周辺にも広大な敷地を贅沢に使った庭園なども見られ、2時間なんてあっという間に過ぎていきます。
景福宮の奥側のエリアまで来ると、メインエリアの喧騒とは全く違った静かな「陰」の世界を堪能できます。
泰元殿と呼ばれる景福宮の一番奥の方に新しく復元されたエリアの中心的な建物群には歴代の王の肖像画が飾られている場所が復元されていました。王族が亡くなったときの遺体の安置所としての役割もあったようで、建物同士が廊下や壁で区切ったりと王朝として慣例と威厳を大切にしていたことが分かります。
広大な敷地をあちこち巡っているとすでに時間は14時過ぎ。
12時過ぎに光化門エリアには着いているので、確かに景福宮を見て回るのに2時間は伊達ではなかった💦
まさかの誤算、「青瓦台」へ!
見学を終え、今度は景福宮の北側にある神武門から外に出ます。
この後はすぐ近くにある五大王宮の「昌徳宮」に向かおうと思っていたんですが、実はここから急転直下、全く違う所に急遽行く事に!!
その場所とは、、、
分かりますでしょうか?
政治関連のニュース等では結構な確率でこの光景出てくることもあったかと思います。
その場所こそ…
「青瓦台(チョンワデ)」、 旧韓国大統領府です。
青瓦台(チョンワデ)
本来は予約、若しくは当日の限られた時間のプラチナチケットをゲットしなければならないのですが。。。
実は、来る前にここ「青瓦台」に訪れることが出来るらしい、と言うのは調べたんですが、事前予約が必要でネットで予約を試みるも、韓国もこの時期は連休という事もあり全て「満員」💦、後は朝の9:00と昼の13:30に外国人枠で1日2000人までは当日枠が準備されているとはいえ、全て満員状態では無理だろう、と思っていたので外からだけ見て終わろう、と思っていたんです。
景福宮の神武門を出た目の前にこの「青瓦台」の正門があるので、ちょうど良いと思い立ち寄ったんですが。。。
ここは青瓦台のブースなんですが、予約もしていないしまあここまで来れただけでも良しとするか。。。と右側のスクリーンの画面を見てみると、ハングルで何か書かれており外国人がパスポートを提示して中に入る手続きをとっている。
そしてその手続きを終えるとその数字がカウントダウンされていく。。。
もしかして、、、
正解でした!!!
残り118人の枠に無事に駆け込めました!!!
ラッキープラチナチケットをゲット!!
外国人枠は9:00の部と13:30の2部のみだけだったので、予約も全て×だったし無理だろう、と思っていたんですが…
めっちゃラッキー💛!!
14時過ぎでしたが、今回の旅何か持ってるww
リストバンドを発行してもらい、セキュリティチェックを受け早速お邪魔させていただきます♪
尹錫悦大統領時代に大統領府であった青瓦台を2022年5月より一般開放し、現在では往時の執務室や迎賓館などを見学できるようになった新スポット「青瓦台」、先ずは迎賓館に向かいます。
因みに青瓦台に入るのは「無料」、なんともありがたい限りです。
おー!!なんかここテレビで見たことがある様な気がするーーーーーーー!!
流石は迎賓館、この地を訪れた国家元首と同じ空間に居られる特別感半端ない!
シャンデリア一つをとっても感動レベルです!
大韓民国の政治中枢、青瓦台の内部へ
それではいよいよメインにあたる「青瓦台」へ。
執務室をはじめ、大韓民国の政治の中枢を司っていた場所だけあって、威厳感ヒシヒシと感じられます。
1階部分には歴代大統領の肖像画や大統領夫人の執務室等があり、大韓民国の政治の中枢の歴史を思い出すことが出来ます。李明博、朴槿恵、そして文在寅等歴代12代までの大統領の肖像画が飾られています。うーん、あまりに肖像画がリアルすぎてちょっと怖い位ですが💦
世宗室は閣僚による閣議等が開かれている場所です。
貧乏性の俺の第一印象。。。
この部屋の掃除だけで一日終わってしまうな、、、(笑)
それではいよいよ2階へ。
2階は謁見室と大統領執務室があります。
ここで多くの歴史的決定がなされていたのかと思うと色々考えさせられます。
つい先日次期大統領に選ばれた李在明(イ・ジェミョン)はこの青瓦台を再度大統領府を戻す動きがある様なので、今後青瓦台が引き続き市民に開放され続けるのか気になる所ですね。
※追記…李在明大統領が大統領府をここ青瓦台に戻すと正式に発表されたようなので見に行くなら今のうちです!!
官邸は張り詰めた政治からの開放エリア
青瓦台本館の裏手の山手には官邸があり、同じ青瓦台にある所とは思えない位雰囲気が違います。
大統領と言えども人間、官邸にいる時位政治から離れたいですものね。
まさかの急遽のラッキーな観光スポットに立ち寄ることが出来たおかげで、想定していた時間から1時間半近くかかりましたが、貴重な経験が出来ました!
時間は15時半、もう昼下がりか。。。
次回へ続く↓
今回の行程
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