白馬村を後に再度大町市に入ります。
大町市は前日に行った立山黒部アルペンルートの長野側の拠点であると同時に、その昔日本海と内陸を結ぶ「塩の道」の中継地点でもあり、このエリアの中心町でもあります。
前回の白馬村編はこちら↓
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大町観光のスタートは「仁科三湖」から
今回は大町市の南北を繋ぐ大糸線、国道147号線沿いの町エリアを中心に南下するルートで見所を幾つかピックアップして大阪に帰ろうと思います。
10時過ぎに白馬村を後に大町市方面に車を走らせると見えてきたのが「仁科三湖」と呼ばれる「青木湖」「中綱湖」「木崎湖」が見えてきました。
サイクリングするには最高な光景がこの仁科三湖では味わえそう!



仁科三湖は糸魚川静岡構造線の上に存在しており、この構造線が西日本東日本を分けていると言ってもそれほど大げさではない位、地質学的には重要なエリアなのです。
静かに水をたたえる仁科三湖の湖畔からほど近い所に「北ヤマト園」というブルーベリー農園の売店があったので手作りブルーベリージャムを購入。
甘味も嫌味なく流石は無添加を謳っているだけあります!!

大町駅周辺では出所の違う湧水スポットが!
お土産もゲットしたところで、大町市街へ。
大町市街は北アルプスの伏流水が湧き出る水の町。
駅傍には「男清水」「女清水」と呼ばれる湧水スポットが点在しており、町並と清水巡りを欲張って巡れるとあっては立ち寄らない訳にはまいりませんな。


雰囲気ある町の中心部を歩いていると道のあちこちに「男清水」と書いてある湧水スポットを発見、早速ペットボトルに水を頂きます。

男清水はこの駅から伸びる本通りを挟む東西で湧き水の質が全く違い、西側が北アルプス上白沢から引く男清水(水質硬度15度)、そして道路を挟んで東側が里山・居谷里湿原から引く女清水(水質硬度13度)と全く違った湧水が味わえると何とも水に恵まれた市街地。水を満喫できる町なんてなんとも羨ましい。
この男清水の目の前に「女清水」のスポットもあるので飲み比べもすぐに出来ますよ♪

因みにこの男清水、女清水には逸話があり、男清水を飲んでいた地域には男子が、女清水を飲んでいた地域には女子が多く、両方の水を飲むと良縁で結ばれるというお話があるのだとか。。。
大町市は塩の道の一大中継地でもありました
そんな大町の街中では至る所に湧き水を使った酒造や塩の道と呼ばれている千国街道の中心地と言うだけあって古き伝統的な建物も色々見て回れとても楽しい。また町の至る所に湧水の水路がはしっており、暑い日であっても不思議と水の流れを見ているだけで少しホッとする。



と街中を歩いていたことろ「塩の道 ちょうじや」と言う「千国街道」(塩の道)に関する資料や当時使用された道具等が展示されている博物館があったので、折角の機会なので立ち寄ってみます。

塩蔵では塩からにじみ出る「にがり」を溜める「にがりだめ」等貴重なものも拝めるので是非大町に来たら立ち寄ってみては如何でしょうか?
暑い日にさっぱり!「塩ミルク氷」
さて、美味しい湧き水は頂きましたが、俺はずっと博物館の前にデーンと書いてあったある言葉がずっと気になっていました。
それが、、、

この塩ミルク氷!!⇧
これを買わない訳にはまりません!もらった直後からどんどん溶けていく塩ミルク、写真をのんびり取っている暇など無いww
地元産の松田牛乳と塩の塩梅が堪らん!!あっという間に口中に消えていきました💛
広大な敷地を持つ「国営アルプスあづみの公園」へ
時間は昼時になりました。
それでは次のスポットへ向かいたいと思います。
その場所こそ「国営アルプスあづみの公園」です。

国営アルプスあづみの公園はここ大町エリアと穂高エリアに分かれている巨大公園。
広大な敷地内は森林浴を楽しむだけで数時間は裕にかけられる位の広さですが、時間的に小一時間位しか取れなさそうですが、ギリギリまでミニトレッキングを楽しみたいと思います。


広大な公園敷地内を散策していると、森林浴で心身共に洗われてヒーリングにピッタリです。時間があれば芝生で少しゆっくりしていたいけど残念ながらそろそろ時間、次のスポットへ向かい大町市巡りを終えたいと思います。


大町市を静かに見守る大神が鎮座する「仁科神明宮」
アルプスあづみの公園から次のスポットへ向かう道沿いには「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」や「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」と言うハーブガーデンなどもあり、時間が無いのがあまりに惜しい。。。
そんな魅力的スポットを横目に大町市最後の気になるスポットこそ、

「仁科神明宮」と言う所です。
伊勢の皇大神宮(天照大神)に由来する由緒ある神宮で、伊勢神宮に習いこの地でも「遷宮」が20年に一度行われるとあって、訪れる価値大あり!と判断してお邪魔した次第。
この仁科神明宮には日本最古の「神明造り」の本殿を拝むことが出来、本殿と共に中門、それらを結ぶ釣屋が「国宝」に指定されているとのこと。


拝殿の横からは本殿も観に行くとこが出来、本殿、釣屋中門を一体的に拝む場所から写真を撮ったのですが、折れた木が釣屋部分に覆いかぶさってしまっていますが、釣屋部分は大丈夫でしょうか?
規模はそれほど大きくない仁科神明宮ですが、実は何気に人気スポットな様で、入れ替わり立ち替わり参拝者が神明宮に訪れておられ、駐車場はほぼずっと満杯状態が続いておりました。
大町にも本当色々見所沢山で時間が足りなかったのがなんとも惜しい。。。
さて、これで白馬、大町巡りは終了です。
時間は13時半を過ぎたあたり。本来ならこのまま大阪に帰る予定なんですが、、、
迷惑千万、自由人大樹のピーターパン、そしてスナフキンキャラがさく裂してしまうのであります。それは次回、そして最終回。。。
そんな最終回の〆。。。↓
今回の行程
道の駅白馬~仁科三湖(北ヤマト園)~大町市街(男清水・女清水、塩の道ちょうじや)~国営アルプスあづみの公園~仁科神明宮