春日山エリアを満喫した後は、ほど近い「直江津」エリアを巡ってから、上越三都市の最後「糸魚川」エリアに向かってそのまま大阪へ戻る予定。
前回の「春日山」編はこちら↓
目次
交通の要所、直江津の鉄スポットへ行ってみたのですが。。。
先ず直江津エリアの中心とある「直江津駅」に向かったのですが、ここは「交通の要所」と往時は多くの列車が行き来する鉄道の町でもあったようで、その往時の迫力を感じることが出来る施設「直江津D51レールパーク」たるものが駅傍の操車場にあるとのことだったんですが。。。
にゃんと、5月は3日と4日の2日間しか開いていないと。。。_| ̄|○lll
この日は5月5日。。。
何と言う神の悪戯、なかなかお目にかかれないD51蒸気機関車とか転車台とか間近で見て見たかった。
この施設、月に一、二回位しか開かないらしいので、興味のある方は、事前に調べていった方が良いですね。
五智エリアは親鸞聖人の流刑上陸の地
仕方がないので、直江津でもう一つ気になっていたエリア「五智」に向かいます。
ここも上越の直江津エリアでは春日山と揃って見所が固まっているので上越市観光するなら立ち寄りやすいエリアです。
居多神社は僧侶親鸞聖人が上陸後まさかの神社で祈願をした場所!
先ず向かったのが「居多(こた)神社」
近畿北部~北陸に点在する「気多神」の流れを汲む神社の一つとされているようで、出雲の影響を受けた神という事から守護神として「大国主神」が祭神とされております。
境内には「親鸞聖人」の像もあります。
この地に流刑で来た親鸞がこの神社にお参りをし、「すえ遠く法を守らせ居多の神 弥陀と衆生のあらん限りは」と言う句を詠み、早く赦免になるよう、そして念仏が盛んになるようと祈願したのだとか。
神社で祈願をする僧侶。。。
親鸞聖人の幅広い思想への寛容さが感じられます。
上杉謙信が再興した五智国分寺へ
続いて向かったのは居多神社から数分のところにある「五智国分寺」
同じく親鸞聖人がこの地に来てここ国分寺で1年ほど過ごしていたお寺だそうです。
現在のお寺は上杉謙信が現在の地に移築したもので、親鸞聖人が滞在していた時の寺院の位置は不明なんだそうです。
本殿には撫で仏もあり、悪い所を撫でると病が治るのだとか、自分も頭と左肩を中心に触れさせてもらい邪気を祓っていただきました♪
親鸞聖人が上陸した居多ヶ浜海岸へ
五智エリアの3つ目のスポットは「居多ヶ浜」
ここは親鸞聖人がこの居多の地に流刑で流れ着いた上陸の地という事で、居多神社、五智国分寺と三点セットで是非親鸞聖人のゆかりの地を巡っていただければ、と思います。
上越のメイン3エリア「高田」「春日山」「直江津」と巡った頃には13時。
この日のうちに大阪に帰らないといけないのがとても残念ではありますが、ここから上越3エリアの最終地「糸魚川」まで車を走らせます。
上越三都市の最後のエリア「糸魚川」
上越から車でおおよそ1時間、糸魚川に到着です。
北陸新幹線も出来、関東からダイレクトにこのエリアに来れるようになったからか、結構な人出の糸魚川市。駅前には奴奈川姫の像がお出迎え。
この美貌はあの出雲の国の大国主命にも伝わり、この地まで愛を求めに来たんだと。
出雲のヒスイと糸魚川のヒスイの関係性?にも変に納得♪
それでは半日しかありませんが、上越3エリアの〆、「糸魚川」の見所を幾つか巡って参りましょう。
フォッサマグナミュージアムで日本創生の礎を知る
先ずは糸魚川、と言えばここ!と俺は思っているww
フォッサマグナとは地質学的に東北日本と西南日本の境目となる地域を指し、ここ糸魚川と静岡の富士川を走る「糸魚川静岡構造線」と呼ばれる西南日本側の地という事もあり、激しい地殻変動で出来た多数の希少鉱石がたくさん産出され、ここフォッサマグナミュージアムに展示されています。
地殻変動の事や多くの天然鉱石が展示されており、ゆっくり見ていきたいんですが、如何せん時間が足りなくなってしまいました。
もう昼下がりとなっているので、この後あるブロガーさんが紹介してくれたどうしても気になるスポットがあるので、山側に車を走らせます。
あるブロガーさんが以前訪れていた目を見張る断崖絶壁を見に行く
ナビにその場所を入れると「通行できない箇所がある」と言う警告表示が(-_-;)
一抹の不安を抱えながらその場所に向かおうとすると、確かに「通行止め」_| ̄|○lll
しかし、遠回りルートは何とか生きている?みたいなのでグルッと大回りしながら、その場所へ向かいます。
そして、着いた場所が「高浪の池」と言うところ。
ここもまたGWと言うのに本当に静か。。。
今回のGW旅、マジで当たりだわ!!
後ろに見える明星山のなんとも独特な形状が絵になりますよね。
今回の目的地こそ、そうこの明星山なんです。
とは言え上るわけではなくヒスイ峡の異名を持つこの明星山を間近で拝んでみたいなあ、と思ってた次第。
高浪の池からはかなりの狭路ですが、近づける場所まで行ってみよう!
何度となくすれ違いの車が思っていたよりあって、バックしたりを繰り返しながら、やっと到着!!ここには展望台があったのですが、そこから先は「通行止め」
反対側から来れなかったのはどうもこの先の道路崩壊?の影響だったようで(-_-;)、でも無事に来れて良かった♪
1188メートルの高さがあるこの明星山、見ての通りとんでもない断崖絶壁で、ロッククライムの聖地の一つにもなっています。
東西のプレートがぶつかり合う糸魚川静岡構造線を間近で見ることが出来るスポットへ
明星山を後にする頃にはもう夕方が近づいていますが、ここ明星山に来る前に国道沿いにあるフォッサマグナに纏わる場所があるので、帰り道に寄ってみることにしました。
その場所が「フォッサマグナパーク」と呼ばれる場所。
この天然地層、色の違いがあるのがお判りでしょうか。
なんか天下分かれ目の関ケ原の戦いの如く「西」と「東」と札が建っている辺り少し笑えますが、西側の地層が「ユーラシアプレート」、東側が「北アメリカプレート」になり、地球の地殻変動でこの地でぶつかり合い、往時海だったこの場所が隆起して現在に至ると。。。
この地層の反対側を見るとなんとも長閑な田舎の光景が広がっているのですが、丁度写真の真ん中で東北日本と西南日本が分かれているなんて、不思議ですねえ。。。
フォッサマグナパークを後にする頃、すでに時間は観光するにはもうそろそろ最終スポットかなあ、と言う位の時間なんですが、欲張りな自分、まだ糸魚川であの場所に行っていないではないか!!それを見ずして糸魚川攻めとは言えず。。。
また旅魂野郎が俺をきっと吊し上げるに違いないので、今回は日没になるまでギリギリ攻めの姿勢で糸魚川を突き進んでいきます。
次回、GW上越進撃旅シリーズ最終回です↓。
他の上越進撃旅シリーズはこちら↓
今回の行程
上越市埋蔵文化財センター~直江津D51レールパーク~五智(居多神社、五智国分寺、居多ヶ浜)~糸魚川駅~フォッサマグナミュージアム~高浪の池~明星山大岩壁~フォッサマグナパーク