杣温泉を後に、前日4時間近く走ってきたルートを見事に「逆走」する形で秋田県の湯沢市にとんぼ返り。
他の東北温泉癒し旅シリーズはこちら↓
杣温泉から湯沢市街へ
前回の記事はこちら↓
北秋田から一気に湯沢へ逆戻り_| ̄|○lll
杣温泉と湯沢は車ですっとぱしても4時間弱かかっていたのに、リターンして湯沢に向かうなんて、今から出たとしても見事に昼時じゃないですか!!??
まあ、一言で言えば後述の通り「秋田の大きさを地図で判断し過ぎ、ルート選択をミスった」と言うところですかね。
杣温泉から秋田市の南部を通って由利本荘市に行くと3日目のお宿があるルートに最短で向かえるんですが、湯沢を経由してから由利本荘に行っても良いかなあ?と安易に考えたのですが、明らかにバタバタ行程決定です(;´Д`)
加えて折角湯沢エリアに戻るなら、前日行けなかった「泥湯温泉」や「三途川渓谷」も行きたいんですが、そのルートを取るとこの日のお宿のルートとは全く違う方向になってしまうので、今回は湯沢市を縦断する「奥羽本線」ルートを巡ろうと思います。
湯沢市の未踏エリアはまた次回に取っておこう。
北秋田の大自然と溶け込む人間の英知の産物「森吉山ダム」へ
杣温泉を出発してから北秋田の集落に出るまででも20キロ以上もあるので、延延大森林の中を走り抜けていく辺り、流石は杣温泉、秘境温泉を名乗るだけあるなあ。
道中には「森吉山ダム」と言うコンクリートなどを全く使わず自然の石だけで作り上げた巨大な堰があり、ちょっと立ち寄り。
自然石だけで作られたとは思えない位巨大な堰!
自然に配慮した人間と自然との共存した施設らしく、自然を大切にしていることが良く分かりますね。
北秋田市と言えば「マタギの里」、今までに3回ほどこのエリアを訪れましたけど普通に道中に熊が登場しそうな雰囲気の場所だらけ。
集落が近づくとホッとしたものです。集落にある列車や道の駅には何かしらマタギに関する展示を見ることが出来ます。
湯沢で町並み散歩を楽しみます
それではここからは一気にノンストップで湯沢市に向かいます!
ここ北秋田から湯沢までは3時間オーバー、到着予定は見事昼時決定でありますw
そして予定通り?昼前に湯沢市に到着!
湯沢市と言えばそう、この方!第99代日本国内閣総理大臣であらせられる「菅義偉」さんのおひざ元。
真新しい銅像がこの町の新しい誇りとして推しているのが分かります。
湯沢市街には一度来たことがあるのですが、この時もあまり時間取れず一時間ほどで山形に向かってしまったので、今回はリベンジを兼ねて再訪した次第。
市役所傍から湯沢城址エリアへアプローチ
先ず向かったのは湯沢城址エリア。
前回は市役所傍にある「力水」に行っただけなので少しトレッキングを楽しみます。
湯沢城は小野寺氏→佐竹氏と引き継がれ1620年に一国一城令で廃城となったとのことで、廃城されてからかなりの年月が経っているものの、往時の雰囲気は今現在まで残り続けている湯沢市にとっての大切なシンボルの一つです。
湯沢城址を散策し麓に戻ってくると、市役所の目の前には「力水」と言う湧き水が出ている場所があります。
前回訪れた時は渇水でほとんど湧き出てくることのなかった力水ですが、今回は元気に湧き出てくる力水、ありがたく今回も瑞を頂いていきます。
軟水で、この地名産の地酒の材料としても使われるだけのことはあり、すっきりしつつもとても飲みやすい♪何より暑いこの季節に冷たい水で喉を潤せる幸せを感じることが出来るこの地域の人がなんとも羨ましいです。
湯沢の文化財は何とも味わい深い
それではここから湯沢市街を町並散歩♪
先ず向かったのは「雄勝郡会議事堂記念館」と言うところ。
明治時代に作られた洋館で、公会堂から町役場、そして市役所、ひいては図書館としても使われた建物です。
現在は記念館としてまだまだ湯沢の町の観光の一端を担っています。
丁度この時期ひと月ほど前に開かれていた「湯沢七夕絵どうろう祭」で使われた絵どうろうが展示されていました。
この地におこし入れをされた京都からの公家の女性が故郷京都を想いを短冊に託したことに由来するお祭りが「絵どうろう祭」の起源だとか。。。絵にも何となく京都の雰囲気があるのも納得。
犬っこ通り通りには軟水の湧き水があちらこちらに♪
それではここからは旧羽州街道沿いを往復しながら散歩の続き♪
通りには「犬っこ通り」と言う通称名が付いており、通りのあちこちにトピアリーの犬や石造りの犬が!これはこの地域で冬に行われる「犬っこまつり」に因んで名づけられたらしいです。てっきり秋田犬と言えば「ハチ公」なので、それにちなんだものなのかなあ、と思っていたんですがそういう訳ではないみたいですね。
詳細は↓
前回行った酒造元「両関酒造」や犬っこ通りと交差するドイツの町並みを再現した「ジークブルガー通り」等、湯沢市の町並み散歩を一時間程散歩するとやはり歩き疲れてきます。
湯沢のB級グルメを堪能しよう!!
すると、商店街の一角に「オランダ焼」の暖簾が。。。
オランダ焼とな?
さっきのジークブルガー通りは確かドイツだったような???
ふと気になりググってみた所、オランダ焼とはここ湯沢市で何気に有名なB級グルメらしい。
これはゲットしない手は無いな!
オランダ焼と共にあんこ焼もあったので一個ずつ購入。
オランダ焼の中にはハムとマヨネーズが甘い生地といい塩梅で絡み合っていてめっちゃ美味しい💛因みにオランダ焼のネーミングはこの中に入っているハムをオランダの風車の様に敷いて入れて焼いたところから来たらしいです。
さあ、小腹も満たされたところで、今度は湯沢市の南部、「院内」と言うエリアに向かおうと思います。
続く
湯沢市街
湯沢駅~中央公園(湯沢城址、力水)~雄勝郡会議事堂記念堂~犬っこ通り(両関酒造、ジークブルガー通り、山内家住宅、高市青果店)