湯沢市街を後に湯沢氏の南部、旧雄勝町エリアにある「院内」と言うところに立ち寄った後、由利本荘方面に向かいます。
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目次
院内は銀山のお陰で久保田藩随一の賑わいを持ち合わせた歴史ある小さな集落
院内の町自体は小さな集落を少し大きくした程度の町ですが、この院内、実はその昔「院内銀山」と言われる銀山跡があり、往時は秋田一の賑わいを見せた場所だそうです。
その資料館があるのはまさかのJR「院内駅」
そう、駅自体が「資料館」になっているのです。
この資料館は「院内銀山異人館」、銀山に纏わる資料やら地域の歴史を知ることが出来ます。
ここで車で十分ほど走ったところに院内銀山跡が見られるところがある様なので、見に行ってみよう。
院内の集落をお散歩
と、その前に駅周辺に小さいながらも気になるスポットがあったので立ち寄りを。。。
院内の集落を守ってくれているのが愛宕神社とその傍にある「コロリ地蔵尊」
「ころりさん」と地域の方には親しまれているこの地蔵様達は、この地の阿闍梨渕清(あじゃりえんせい)と言う僧侶が、地域の人々の安楽往生を願い、即身成仏(生身の体のまま仏となること、土中に籠って即身成仏の悟りを開く修行をなさる方がおられますが、それですかね)され、その徳を偲び作られたものだとか。
ころりさん、と言われるだけあって「元気に、そして苦しまずに」「邪気払い」で地域の方に愛されている様で、地蔵尊はとてもきれいにされておられました。
悪病祓いのお札も頂け、何気にここを見つけることが出来たことに何かの縁を感じます。
院内銀山の跡地は歴史に取り残された文化遺産
それでは院内銀山跡に向かいます。
銀山跡へのルートは何とも分かりづらい一本道を入っていったところにあり、一本道沿いに異人館跡や番所跡等があったのですが、本当にその跡だけ。。。
もう少し何かしらあれば、院内銀山の観光名所としての価値も上がりそうなものですが、逆にこのまま自然の風化の下、人間の生活の栄華を極めたこの地の盛衰の歴史をそのまま時の流れにまかせるのもこの院内銀山の良さかもしれませんね。
院内銀山の奥には「金山神社」と呼ばれる銀山なのに金山?と不思議な神社も。
今となっては誰もいない無人の地に建つ金山神社、この地が銀の産出により「金」を産む山になる様に往時この地を治めていた久保田藩に名付けられたとも言われるこの神社は造りもとても立派なのに、現在の寂れ具合は何かしら物悲しい。。。
しかし、この地の盛衰を知ることが出来ただけでも、湯沢の町の一つを知る意味ではとても大きな収穫。
湯沢市、なかなか奥深い町でありました。
次回来るときは是非小安峡や三途川渓谷も攻めてみたい!
一路由利本荘市へ
それではそろそろ由利本荘に向かうことにします。
もう時間的には2時間程位しか巡れなさそうなので、いくつかスポットを絞って巡ることにします。
町の中心地にある本荘公園へ
由利本荘の中心地には「羽後本荘」駅が。
ずっと由利本荘駅だと思っていたので、ナビで何度由利本荘駅と入れても出てこないはずだわw
しかし湯沢駅といい、この周辺の駅は何か同じような駅の作りが多いなあ。。。
由利本荘市に着いて先ず向かったのは町のシンボルと言っても良い「本荘公園(本荘城址)」
小高い丘の上に聳えていたであろう本荘城、規模的には小城なんでしょうが、こののんびりした本荘の地を治めるにはちょうど良いレベルなのかな。
修身館では本荘の歴史や文化を知るスペースがありましたが、10分もあれば十分見て回れる位。
森子大物忌神社はスポコンアニメの聖地!
市街地はあまり観光エリアっぽいのは無くて、郊外エリアに点在している感じ。
そんな由利本荘で気になっていた場所があったのですが、それが「木のおもちゃ館」と言うところ。
しかし、時間を見るとすでに16時。
間に合うと思いきや、閉館が16時、はっ??
それもルート的には院内と由利本荘の間にあったと。。。
これは完全調査ミスでありました。
仕方がないので、もう一つ気になっていた「森子大物忌神社」へ。
これまた木のおもちゃ館と同じく院内と由利本荘のルートの間にあり、完全に無駄足となりましたが、ここまで来たら数十分のロスはやむを得ない、折角由利本荘に来て本荘公園だけでは何とも残念極まりない!頑張ってもときたルートを戻ります。
そしてついた森子大物忌神社、静かな山の木々に囲まれた神社なのですが、、、
ここはあるアニメの「聖地」でもあるのです!
ヒントとしては、、、
察しの良い方ならもうお判りでしょうか?
そう、あのスポコンアニメ「スラムダンク」の聖地の一つなのであります!
と言いつつ俺はあまり知らんのだがww
山の中に続く長い参道の階段。。。
ファーストスラムダンクと言う映画のワンシーンで出て来ているようです。
どんなシーンで使われたんでしょうね、とても荘厳な雰囲気がスラムダンクファンで無くとも我が身を引き込んでいってくれます。
静かな中にも威厳を持ち続けている森子大物忌神社、日本の古き良き文化がこうして残っているのを見て回れるのも日本の特権ですよね。
実は由利本荘と言えば、何と言っても酒田市とにかほ市を含んだ大きなエリアにある「鳥海山」なんですが、鳥海山を攻めるだけで数日は必要な位。
ここはいずれまた来ることがあればこれだけを攻めにやってこれたらと思います。
この日のお宿は湯野浜温泉!
さて、今回のお宿は実はここ由利本荘ではなく、実はまたまた山形県まで戻っていきますw
由利本荘からは一気に立ち寄りもせず、山形県は鶴岡市と言うところまで向かいます。
そして着いたお宿は湯野浜温泉と言うところ。
海辺の温泉。。。
夕日が少しずれた部屋だったので、ぼんやりしか撮れなかったのは残念ですが、防風林と海と夕闇の光景がまたいい感じ♪
それでは早速ご飯を頂きにレッツゴー!!いや、お部屋食だったw
彩り豊かな小鉢もさることながら海や山の幸のどれもが味わい深く、職が進みます。
炊き立ての豆ごはんがこれまた堪らん!
こんな贅沢旅に来た時位しか出来ないし、幸せのアドレナリン放出ですわw
食後はしっかり温泉に浸かり、最終日に向け英気を養います。
最終日は鶴岡に来たら、ここ行っておけ!的な場所からスタートです。
続く
今回の行程
湯沢市街~院内エリア(院内銀山異人館、愛宕神社、ころり地蔵尊)~院内銀山跡=~本荘公園~森子大物忌神社~湯野浜温泉