二見輿玉神社にて無事禊?を終え、夕方の外宮に参拝したいと思います。
前回はこちら↓
sugisi.hatenablog.jpとは言え、もう17時前、季節により参拝可能時間は異なりますが、今回訪れたのは10月の末でしたので、一番短い17時まで。
時間は無いので少し駆け足で外宮を参拝します。入り口近くにある「せんぐう館」は当然時間外となっているため、次の日に再度訪れたいと思います。
- 豊受大神宮(外宮)
…御祭神は豊受大御神
…内宮を司る天照大御神のお食事を司る神として祀られており、衣食住や産業
の神様として多くの人々に崇められています。
…神宮の祭典は「外宮先祭」と言って何事もここ「外宮」で祭儀が行われるこ
とからお参りについても外宮を先にお参りすることが基本とされています。
…外宮の参拝は左側通行(内宮は右側通行)
…外宮の由来は本来内宮と外宮は別格で内宮は「天照大御神」が皇室の御祖先
として崇められている為に「内」なる宮、その外にある宮が「外宮」として
祀られているとのこと。
先ずは心を静め、静かに二拝二拍手一拝。
ここ豊受大神宮の前では個人的な願い事でなく、日々の生活に感謝の念を伝えること。
天照大御神の前でも同様です。
個人的祈願に関してはこの後参拝する別宮「多賀宮」で行うと良いですよ。
外宮本殿は撮影は出来ないので、その横の式年遷宮の古殿地を拝ませていただきます。
次回の式年遷宮は2033年、20年に一度と言うことで、丁度半分ですね。
さて、それでは外宮敷地内にある「別宮」が3カ所ありますので順に参拝していこうと思います。
多賀宮方面に向かう手前に三ツ石があります。
何を思うのか?これをちょっとしたパワーストーンとでも思ってらっしゃる方がおられるようですが、この石は「川原大祓」の祭儀で使われるものなんで、触らない様にしないといけないのに、わざわざ結界の中に手を入れてしまう輩もいるので気をつけてください。
古殿地傍の脇道を入っていくと3カ所の「別宮」が鎮座しております。
- 多賀宮
…御祭神は豊受大御神荒御魂。
豊受大神宮の普段の御魂の穏やかな働きについて「和御魂」と言うのです
が、荒々しい神威を示す御魂の働きについて「荒御魂」と言うらしく、
多賀宮 ではこの荒御魂を御祭神として祀っています。
…別宮の中では外宮正宮に次ぐ大きさを持ち、別宮一の威厳を持ち合わせる。
- 風宮
…御祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
…風雨を司り、元寇の際に暴風雨が吹いて元の侵攻を防いだという所謂
「神風」を起こしたご神威により、別宮に昇格した宮だそうです。
豊受大神宮、そして外宮内の境内別宮3か所を巡ると、時間は17時を超えてしまいました。外宮に入るためにある火除橋を超えると参拝通路となる左側はすでに閉鎖されていて本当ギリギリでした(;^_^A
外宮参拝は無事に終わりましたが、豊受大神宮(外宮)には実は域外にもう一つだけ「別宮」があります。
参拝の時間は17時までとなっていますが、ダメもとで訪れてみると、、、
お゛~、まだ参拝できそう!!
と言うことで外宮の域外別宮の境内へ。。。
その名も「月夜見宮」、町中にある小さな宮ですが、ここだけが何かしらのバリアが張っているかの如く神聖さを感じます。
- 月夜見宮
…御祭神は月夜見命(つきよみのみこと)
月夜見命荒御魂(つきよみのみことあらみたま)
…外宮域内別宮の多賀宮は豊受大御命の荒御魂が祀られていますが、月夜見宮
は月夜見命とその荒御魂が同じ社殿に祀られているのが特徴
…内宮別宮に当たる「月読宮」と同じ御祭神で、天照大御神の弟にあたり、
月夜の神として崇められています
境内はこじんまりとしていますが、大きな楠木が月夜見宮を神聖な空気で包み込んでくれています。
枯れた?楠木の下に二匹の狐が祀られていて、これがまた月夜見宮の不思議な世界を醸し出してくれます。
無事、一日目で外宮参拝まで終えることが出来ました。
一日の疲れを取るべく、ホテルにチェックインした後は、伊勢市駅周辺の繁華街でパーッ!と行きましょうかね♪
伊勢市駅とすぐ近くにある宇治山田駅。
近鉄はどちらにも駅があるのですが、JRは伊勢市のみ。
便利さでは近鉄に完全に分がありますね、どちらの駅も趣があって神様に謁見するに相応しい駅構えです。
さて、今回は伊勢市駅から外宮に伸びる外宮参拝道にあるお店を発見し、三重名物を頂くことにします♪
三重の海産物を使った海鮮丼に伊勢鶏の竜田揚げ!
いやあ、贅沢しましたねえww
お酒も入り気持ちよい伊勢の夜のひと時。。。
次の日は早朝から内宮を参拝します。
続く↓
神が誘うお伊勢参りシリーズ
その1…大紀町、紀北町編
その2…尾鷲市、多気町、伊勢市(二見エリア)
伊勢神宮について↓
今回の行程
二見輿玉神社~外宮(豊受大神宮、多賀宮、土宮、風宮)~月夜見宮
伊勢市市街地界隈